先代から受け継がれる美味しさ
私たちが取り扱う唯一の輸入商品がこのパイナップル。 今から20年以上前、JOINの前身の会社の創業者一族の故・永田照喜治と 九州大学の農学博士だった故・張双滿さんとの縁で台湾での契約生産が始まりました。 当時台湾ではホルモン剤を使い大玉サイズを狙った栽培が常識となっていました。 そんななか、「ホルモン剤や除草剤を使わずに、肥料を抑えて栽培する」という 私たちの基準は異端で、近隣の農家からは馬鹿にされたそうです。
より美味しいパインを目指して
この20年間、いろんなテスト栽培を行い、天候の影響もあったりで 多くの失敗もしてきました。技術に関しては口論になることもありました。 これだけ問題があっても取引が続いているのはお互いが持つ 「美味しいパインを日本の消費者に届けたい」という想いが一致しているから だと思います。
芯までまるごと美味しい
栽培している品種は「台農17号」という台湾では一般的なパインです。 台湾では1玉2㎏近いサイズの物が評価されていますが、私たちが求めるのは 1玉1㎏サイズのパイン。小さく栽培することで芯まで柔らかく、肉質の密な 風味豊かなパインに育ちます。フィリピンの高糖度系パインの様には糖度は 上がりにくい品種ですが、このパインにしかない風味豊かな美味しさが特徴です。
パインのゴールデンエリア
パインの生産を行っている 「屏東」はパインの一大産地。 車で走るとパイン畑が
多く広がります。 その屏東でパインの 「ゴールデンエリア」と呼ばれる地帯があります。南向きの傾斜地で石ころ交じりの赤土で、 サイズは大きくなりにくいですが非常に
食味の良いパインが育つ私どもが理想とする環境です。
このゴールデンエリアの圃場を拡大しより品質の高いパインを目指して取り組んでいます。
華やかな美味しさのセミドライ
ドライフルーツの多くは商品にならない規格外品を加工されますが、 私たちが輸入するこのパインのセミドライは糖度の高い超小玉の 最も糖度の高い半分より下の部分だけに厳選しています。 原料がいいから果糖などは加えず、セミドライで仕上げています。 原料にこだわったため少し高価ですが、非常に熱狂的ファンの多い商品です。