かぼちゃとは本来貯蔵食
昔の家には「小屋」があり、秋に収穫したかぼちゃを貯蔵し春野菜が収穫できるまで少しずつ食べたと言われます。それだけかぼちゃは貯蔵できる野菜だったのです。 それが近年、異常気象も影響しているとは思いますが、かぼちゃの腐れが問題になっています。 異常気象が原因か?品種の問題か?問題解決は土づくりにあると考えています。
3月上旬に青森のかぼちゃに出会う
我々が青森の「とっておきかぼちゃ」に出会ったのは3月上旬。10月上旬に収穫されたかぼちゃは12月末までに売り切るのが一般的です。それが3月上旬に「JOINさん食べてみて」と農家さんが出してきたのです。それも品種を聞くと一般的に痛みが早く「10月収穫したら11月末には売り切らないといけない!」と言われる品種でした。
見て欲しいのは繊維
「もう寝かしすぎて味のピークは終わっているけど繊維を見て欲しい」と農家さん。 一般的なかぼちゃは寝かしすぎると繊維を感じやすくなり、少しベチョっとした味になります。それがこのかぼちゃは「上質な和菓子のような甘さと密な食感。繊維を全く感じない。」かぼちゃを取り扱いしている私たちにとってこのかぼちゃはなかなか理解し難い驚きの品質でした。
土づくりが重要
そもそも我々が「とっておきかぼちゃ」に興味を持ったのは「土づくり」先代が確立し、2代目がさらに発展せた独自のぼかしを使われ、有機の土づくりを行う農家でもなかなか手が出ない高価な有機質資材を使われており、この土のレシピを聞くだけで凄い野菜が出来上がると感じたからです。この土づくりだから「傷みにくい品質」を生みだしているのです。
保管はしっかり、高品質を維持
かぼちゃは収穫後寝かすことででんぷんが等に変わり甘みが増していきます。 この寝かす作業は通常は農家さんの倉庫で保管し冷えすぎないように管理しながら出荷されます。この管理が大変で寒波が来ると冷えすぎて傷みやすくなったりします。我々はこのもともと傷みにくいとっておきかぼちゃを関東の大型冷蔵庫に入れかぼちゃの適温で管理し小売店のオーダーに合わせて箱詰めし出荷いたします。納品時お店での傷みゼロを目指して管理を徹底しています。
生産者と一緒に目指す美味しさ
⾧年かぼちゃを扱ってきたJOINの知見と、この農園の土づくりと栽培技術。 一緒に協力し、かぼちゃの心躍る美味しさをお届けしていきます